前日より飲食を制限されていたので、前日21:00まで水を飲ん
だりと無駄に過ごしていた。案の定、夜中にトイレへ行く回数が非
常に多くなった。
結局寝付けず手術日を迎えた。予定では8:40~17:00と
約8時間の大手術である。実際は、12時間30分だったようだ。
家族がすごく心配してくれた。そして、心配をたくさん掛けて
本当に申し訳ない。そしてありがとう。面と向かって素直に
言えないので、この場を借りて、感謝したい。
手術台まで、歩いて向かう。緊張したが、ここでも看護師や
整形外科医が気さくに話しかけてくれる。じつにありがたい。
元々、右上腕の肘に腫瘍が10cm強の腫瘍ができて神経を
圧迫していて、親指のしびれがあり、さらに肘も真っすぐは
伸びなかった。
痛がりながらも、看護師さんが楽な姿勢を整えてくれて、
すごく嬉しかった。
12時間後、目が覚めるとそこは手術台の上だった。
意識が全くなく、起き上がって右腕をチラッと見てしまった。
背中の皮膚を腕へ移植したので痛々しい。。。
さらに床ずれなのかやけに背中が痛い。まるで、背中に木の板が
挟まってるんじゃないか?というくらいだ。
さらに、手術室はひんやりしているので、めっちゃ寒く
ベットに移ったらガチガチブルブルだった。
12時間後の手術だったので、そのままICUにて翌朝10時まで
居ることに。喉が渇くが飲めない。
この喉が渇くというのが辛かった。前日より飲食を制限し24時間
経過し、さらに翌朝まで待たないといけないのが非常に辛かっ
た。言葉もほとんど喋られないほど体力が落ちていた。
33時間ぶりの水の美味さは尋常ではなかった。
10時過ぎに一般病棟へ移る。
同室のおじいちゃんに『おかえり!』と言われ、さりげない一言
だが、とても嬉しかった。
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