2012年8月1日水曜日

32歳で癌宣告。

自分は、保育士をしている。

子どもたちと毎日馬鹿遊びをたくさんして、充実した毎日を送っていた。

2011年年末の行事で制作物を子供用のハサミで、製作準備等をしていた。

やけに右手甲のシビレが気になりだす。

日に日に、痛くなり始めていた。

お風呂に入っているときに右腕(肘付近)の異様なしこり?腫れが気になりだす。

当初は、打ち身かどこかにぶつけて、内出血・打撲程度だから、放っていた。

まさか、このあと癌を宣告されるとも思っていない。


4月になり、4歳児から0歳児へと異動した。4年目にしてリーダーになり、仕事にも

熱中していた。この頃から、右腕の腫れがひどくなり、10CM大の大きなコブらしき

腫れが確認した。しかも、腫れてる影響なのか、右手甲は慢性的にシビレがずっと

ある。

流石に、痛みも耐えられなくなり、痛み止めとして市販されている鎮痛剤を内服し

身体をだましだましで仕事をしていた。しかし、鎮痛も数時間しか効かず寢れない日

も続いていた。

ここから、数ヶ月間の癌闘病が始まる。



5月上旬 社会の世の中ではGWだ。遅番出勤だった事もあり、午前中

に病院へ行くことにした。

「湿布を処方してもらい帰るだけやし。」ぐらいに思ってた。

が、違った。。。




「えっ!?」



『タケオさん。ちょっとCT撮ろうか。採血もね』



「なになになに?。。。変な感じで看護婦もコブを見入る。触る。チェックする。」


即、CT撮影。。。



『タケオさんどーぞ。』



・・・ドッキドキの俺・・・



『CT診たんだけど、軟骨の部分に腫瘍が出来てる。ちょっと大きい病院で検査しよう。紹介状

は書いておくね明後日に行ってきて』



病名を聞いて、正直ピンと来なかった。



打ち身じゃねーの?打撲だろ?程度で見ていたのだがどうやら、



良くは無いというのは感じとれた。


GW明けにT医大病院へ行く。


診察前に尿検査・血液検査・CT検査を改めて取る。


そして、診察


あきらかに曇りがちな表情の主治医

「大きいね。これね。タケオさん。軟部腫瘍だよ。」

「良性なのか悪性なのか調べたいから、今日MRI撮ろう。時間ある?」

『はぁ・・・ありますが、その軟部腫瘍って良くないんですか?』

「進行にもよるけど、腫瘍が大きいから早い治療が必要だよ。」

この時は、まだ癌の詳しい認識が無かったので、楽観的でした。

大病というものをしてこなかったので、大丈夫であろうという思いがあった。

午後にMRIを撮り、翌日診察を予約した。

結果は、、、、



悪性だった。右上腕悪性軟部腫瘍という診断であった。


ついに癌という病気が確定し、凹んだ。

死を初めて考えた。

怖くなって、泣いた。

死にたくないよ。って泣いた。

つづく

0 件のコメント:

コメントを投稿